薬害肝炎と議員立法

薬害肝炎訴訟 議員立法で対応

薬害C型肝炎の被害者は 裁判の判断により救済を求めた
しかるにその要求は裁判による救済を超えるものであった

法律論争をする場合は 通常は既成の法律解釈論です その中であるべき法律論が生じてくることが多い
その場合は立法論になります 立法は国会で行います 憲法41条に国会は国権の最高機関で唯一の立法機関ですとあります

首相の決断という言葉が新聞紙上 テレビでありました 日本は独裁国家でないのです 行政は法律の範囲内になります
首相は行政の長です

その行政の長が裁判所の判断を尊重し
国会議員の議決を求める立法の方向へ誘導し解決の目安をつけていっているのは日本の統治制度に従った解決であり 
被害者の司法権による限定的救済から被害者の意図した解決のため三権の機関からの救済へと誘導した首相の判断は優れて未来を期待させる判断だと私はいます

マスメディアの中にも時間をかけて調査し それを知らせ国民の判断を求める良い番組もありますが
事情を良く知らないで正義の人国民の代弁者の如く振る舞い刺激的表現をする人の番組があります
少数野党の政治家も国民の代弁者の如く表現しますが あの人たちが大切なのは少数の人たちの代弁者だからであり
あるいは将来国民の多くが納得するであろうという意見の可能性があるから大切なのであって
現在の多くの国民を代表しているということではないと
私は思いますがいかがでしょう