原発事故と信頼

原発事故に関してのその時点での政府発表 東電発表 日時経過して検証後の発表事項 故意か不注意か不一致事項が多く不信が増幅しています 元々当事者に不利が予想される事項は虚偽発表の誘惑を受ける 公害・薬害と前例は事欠かない 倫理の防波壁を乗り越えてくる津波のようです 信頼は人間の美徳である故倫理の防波壁を信じた人もいましたが 現場の状況のとっさの判断で山などの高台の逃げていった方が結果的には良かった
・・であるはずだ ・・であるべきだ マニュアル依存 ステレヲタイプ しかし現地現場その時点でのとっさの判断ができる本人の能力が生き抜く力であるのだろう 大きいものや組織の軽率な信頼が虚偽の情報流布に加担する結果になりかねない

原子力発電推進に尽力した政府と
経済性のため安全神話を流布した企業家
経済成長優先の経済学者
未知なる物への知的好奇心を求める科学者の合作であったのか原子力発電
推進者はそれぞれ相応の心的物的満足を得たであろう
そして30数年経過後に起きた福島原発事故 
恩恵を受けた人と損害を受ける人が別であるということ
今までの恩恵を超える被害 損害を受けたし これからも続けて被害を受けるであろう国民
これからも生じるであろう被害のみを受けるであろう国民
この不条理はどのように決着をつけるのだろう
原発に関与した政府・企業家・経済学者・科学者はどのような責任を取るのだろう 利益恩恵の持ち逃げをするのだろうか
あとから考えれば コロンブスの卵のように この事故に関しては 簡単である 高台にあればこの事故は起こらなかった これに気が付き警告した人もいたので 避けうる事故とも考えられるが 然しこのようなことも実践できなかったこと 
何が起きるかわからない自然の中にいるという 人間の非力さを意識した方がいいのではないでしょうか