小沢氏党員資格停止に疑問

ある新聞の社説に 「党員資格停止では軽すぎる」とあった 
除籍処分を検討するのが筋ではないか 元代表は刑事被告人となった 元秘書の逮捕起訴の政治的道義的責任もある 過去の同様な政治家の事件 離党 議員辞職の例を示していた
刑事審査会の議決の強制起訴は 刑事被告人になる点において検察による起訴との違いはないといい
国会運営上の配慮により軽い処分 有権者は納得するだろうか 国会での説明責任も全く果たしてないと ある
私が気にかかるのは 検察審査会の議決が根拠になっている点である 国民によく知れ渡ってなかった検察審査会に 現在においても権威を与えるならば 検察審査会の構成員を特定してはいけないとしても判断のプロセスを信頼に値すべき内容であると思われる程度に公表すべきでしょう
既存の検察制度の不起訴判断の疑問を超えて不信を意味するならば検察制度も合わせて批判改革を提言しなければならないでしょう
長年なじんだ検察の起訴と検察審査会の起訴に違いはない(同じ信頼度)とするのもいかがであろうか 違いがないと見ればそうであろうが 違いがあると見れば当然異なる意見になります 自由を守るための罪刑法定主義 推定無罪 政治家を現在の権力者(政敵)からの弾圧から守るための制度 したがって 個人の意見でなく「党員資格停止では軽すぎる」と社説に取り上げるのは行きすぎではないでしょうか またこの意見に国民の支持の重みを付けるかの如く 非難を重ねた後「有権者は納得するだろうか」との疑問を呈しているが 納得しないという反射的結論に導く誘導的な効果になろう