出産手当金の改悪

出産手当金の支給は退職後と任意継続被保険者の場合は4月1日から廃止されますが(5月11日出産までは支給可能のようです)少子化社会で出産育児奨励であの手この手を実践しているのに何故だろうか その理由の中に出産手当金を貰って止めるという悪用をする人がいるというのがあったが 貰って止めるのが悪用だろうか 辞めるならば出産手当金を貰うなというのだろうか 出産手当金をもらうがために出産する人はいないですよ
もう一つの理由が現在は出産育児を理由として解雇できないし育児休業期間中は育児休業給付があり育児が終われば復職する制度があるからという 私はこれを根拠に出産手当金の支給廃止を納得していました これだと退職しないのであるから育児休業給付を貰いながら社会保険料も免除され再就職先で悩むことなく復職ができますので相当前進だと思います
しかし育児休業取得 育児休業給付には取得要件がある 有期雇用 短時間勤務の人はどうなるのでしょう
零細企業の従業員はこの制度の恩恵を受けることができるのだろうか 大企業であれば労務担当の職員がこれらの手続きをしてくれるだろうが 零細企業ではこのような制度の存在すら知らない可能性が高いだろうし 退職の選択も多いだろう 
不利な労働環境にいる人たちは制度の恩恵も受けられない悪循環に入り込んでいくようです そして自己責任という言葉で駄目押しされる やはり退職後と任意継続被保険者の出産手当金支給の廃止は時期が早いということで改悪でしょう
苦情の声が少ないのも不思議です